私自身の治療について振り返りも兼ねて書いていることさんの治療メモシリーズ。
今回の記事が初めての採卵と移植、化学流産については最後になります。
これまでの記事をご覧になっていない方は、ぜひ合わせてご覧ください。
>>ことさんの治療メモ⑥初めての採卵と移植、化学流産1
http://koto-living.blog.jp/archives/8090769.html
>>ことさんの治療メモ⑦初めての採卵と移植、化学流産2
http://koto-living.blog.jp/archives/8111889.html
>>ことさんの治療メモ⑧初めての採卵と移植、化学流産3
http://koto-living.blog.jp/archives/8112318.html
化学流産を経験して思ったこと
化学流産を経験するまで、まさか自分が化学流産を経験するとは思っていませんでした。
初めての凍結胚移植は、着床するかしないかの2択しかないと思っていました。
それから、不謹慎ですが、誤解を恐れずに言えば、胎嚢確認をする前の化学流産で自分がこんなに落ち込むとは思っていませんでした。
姿形も見えない化学流産。
特にお腹の痛みもなく、化学流産後の出血すら普段の生理と勘違いするほどに自覚症状はありませんでした。
それなのに、こんなにもショックが大きくて、立ち直るのに時間がかかるなんて。
ここまで「命」というものに寄せる思いが大きかったことに私自身びっくりしました。
(妊娠におけるどの段階から「命」や「人」とするかはいろんな考え方があると思いますが、私はここでは触れません。)
化学流産は「流産」にはカウントされません。
私は、医学的には「妊娠」していないのですが、それでも確かにお腹の中に命があったと思っていますし、化学流産という結果を受け止めるには時間がかかりました。
流産には、手術が必要な場合もありますし、私よりも肉体的にも精神的にも辛い思いをしている人が多くいるのはわかっているのですが、私もとても辛かったです。
ただ、化学流産をしたすぐ後は、自分自身がとても辛く感じている、ということが分かりませんでした。
"あった命がなくなった"ということについて、私自身とても辛いと感じていたのに、いつもと同じように「次どうするか」「来月はタイミング?採卵再チャレンジ?」ということにだけ目を向けていて。
いま思い返すと、辛いと感じることに目を背けていたようにも思います。
その間、何回涙したことか。
スーパーの帰り道、自転車をこぎながら涙がポロポロと出てきたこともあったし、
幼馴染で、妊活仲間の子と2人で飲みに行って、お店でポロポロ泣いたこともあったし、
寝る前の枕の上で、涙が流れてきたこともあります。(これが一番多かったかも)
でも、その辛さを自覚して、上高地に行って、気持ちの整理をつけられたことで、2か月くらいかかって、ようやくふわふわしていた気持ちが、地に足をつけるように戻ってきたように思っています。
上高地から帰った後、2回目の体外受精(採卵)にチャレンジしました。(IVF(体外受精)・アンタゴニスト法日記 シリーズ)
栄養とか運動とか、良いたまごを摂れるようにいろいろ試してみました。
いろいろ試していくなかで、新しい発見があったり、試して作ることの楽しさを感じたり、それをブログに書いたり、Twitterでコメントをもらったりするなかで、治療が苦しくて辛いものだけでないものになってきたように感じます。
採卵した結果、いま3つのたまごが凍結されながら、私のお腹に戻されるのを待っています。
いままでの妊活期間もタイミングも、人工授精も、今回の初めての採卵と移植、化学流産もどれも後悔するようなことはないし、私の人生にはあるべくしてあったことなんだなと感じながら、このブログを書いています。
振り返りとしての治療メモシリーズはこれでおしまいです。
この後の治療については、リアルタイムで書いていたIVF(体外受精)・アンタゴニスト法日記 シリーズと移植周期に入ってからのシリーズで綴っていきたいと思っています。
できることならば、なるべく早く治療メモシリーズはおしまいにしたい(卒業したい!)と思っていますが、よろしければこれからもお付き合いいただければ幸いです。
2016.10.14
こと
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