明日(D13)は、いよいよ採卵日。
今日(D12)はお休みで診察も注射もないので、採卵前までのアンタゴニスト法のスケジュールと費用をまとめてみました。

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表にするとこんな感じになります。
▲は注射です。

スケジュールのはなし
私は前回の採卵前に行った検査結果が使えたので、今回は行いませんでしたが、D1前に血液検査をする必要がありました。(私が通院しているクリニックの場合)
また、D1診察時には、夫婦両方の署名が入った同意書が必要です。

D1の診察後は、怒涛の注射週間が始まります
結果として、私の場合は9日間毎日通院して1~3本/日の注射を打ってもらっていました
D3〜D11まで毎日注射した、排卵誘発剤のHMGとフォリルモンPは、同じ注射器に入れてもらえるので1度の注射ですみます。
筋肉注射で、腕かお尻(の側面)にうちます。
腕の場合、よく動かす部位なのでお尻よりも痛みが出ることが多いらしく、私はいつもお尻に打ってもらっていました。

HMGについて
HMG注射とは不妊治療時に用いられる排卵誘発剤の一つで、成分はHMG(ヒト閉経ゴナドトロピン)。卵巣を刺激し卵胞を育てる働きがあるお薬です。

フォリルモンPについて
排卵誘発(卵子を育てるため)に使用します。排卵が正常に起こる方でも不妊治療の妊娠率を上げるために使用する場合もあります。注射により排卵数が増加し、妊娠率が上昇します。

途中2度の診察でエコーをとって診てもらいましたが、特段悪いことは言われなかったので、順調に進んでいるのだと思います。
お腹が張っていたり、たまーに下腹部が痛んだりはします。
おそらく副作用として腫れているんだと思いますが、歩けないとか起き上がれないなんて特別なことはありませんでした。
便秘っぽいかなーって感じるくらいの張り感です。
(お通じは毎日あるので、便秘の張りではないと思いますが...)

注射については、自己注射という選択肢もあるようです
ただ、私は、自分で打つのに抵抗があったり、クリニックも通えるところにあったので、毎日通院して注射をしてもらうことにしました。

D9から排卵誘発剤のHMGとフォルリモンPに、排卵を抑制するセトロタイドが加わりました

GnRHアンタゴニスト(セトロタイド)について
GnRHアンタゴニストとは、体外受精(IVF)周期で使われる薬で、脳下垂体から分泌される「ゴナドトロピン(LHとFSH)」を抑制するために使われます。GnRHアンタゴニストを使うことで、LHサージを抑えて気まぐれに排卵してしまうのを防ぎます。

このセトロタイド=GnRHアンタゴニストがアンタゴニスト法という名前の由来ですね。
こちらは皮下注射でお腹に打ちます。
ですので、最後の3日間は、お尻とお腹の2か所以上に注射を打つことになる訳です。

D10の診察で、採卵日が決定。
採卵日の前々日の夜にHCGを打ちます。
このHCGを打つ時間は決まっていて、時間通りに来院します。
採卵時刻から逆算した時刻で、最終熟成を促す感じですね。

HCGについて
超音波検査で確認された卵胞の大きさや血中エストラジオールE2(卵胞ホルモンの一種)の値から採卵準備に入れそうだと判断した時点で、LHサージ(黄体化ホルモンの大放出)を形成させるために、LH作用のあるhCGを注射し、卵子の最終成熟を促します。具体的には、主席卵胞が18mmを超え、ほかの卵胞が14mmを超えて、それらの卵胞1個あたりのエストラジオール値が200pg/mL以上となることが、hCG投与時期の目安にされます。hCGを注射するタイミングは、採卵予定時刻から逆算し、35~36時間前に接種する施設が多いようです。

D12は、注射も診察もなし。(この記事を書いているのがちょうどこの日(D12)です。)

と、今回は、こんな感じでD1から今日までの12日間で、
10日間の通院
13本の注射(貼られた絆創膏の数)
3回の診察(エコー)

で採卵日まで漕ぎ付けそうです。

注射については、時間指定はあるものの、土日や祝日関係なしに打ってくれました。
採卵日が祝日に重なっても、特別対応してくれるとのこと。
これは病院によっても違いが出てきそうですが、私の場合はとてもありがたく感じました。


費用のはなし
私の通っているクリニックでは、再診料などは、採卵費用として請求されるらしく、都度の支払いは、注射代のみでした。
採卵費用は、採卵後に別途請求がきて、口座振り込みで支払います。
D1の診察費用と注射代は合わせて96,580円
もし、たまごが順調に育たなかったなどの理由で、注射の本数が増えた場合は、その分費用も増えることになります。
これに採卵費用が足されることになる訳です
また、採卵に成功し、受精した場合には別途移植費用等がかかります。

採卵にこぎつけるまでで10万円弱。
やっぱり、体外受精となると費用がかかります...。
体外受精と顕微授精については、要件を満たしていれば助成金などの制度もあります。
以前、ブログにも書いたので、これから体外受精へのステップアップなどを考えている方は是非覗いてみてください。

>>不妊治療のお金のはなし
http://koto-living.blog.jp/archives/4351001.html
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ただ、助成の申請には、戸籍謄本・住民票・所得を証明する書類(住民税課税(非課税)証明書・住民税額決定通知書・確定申告書・源泉徴収票のどれか)などが必要です。(東京都の場合)
私の前回の経験から言うと、採卵→移植後は気持ちが落ち着きませんし、通院や体調の変化もあると思います。
仕事もあるなかで、これらの書類を用意するのは気持ち的に大変でした。
特に初回だと、慣れないことも多く余計にバタバタします。
採卵→移植周期の後は、余裕ある予定をたてておくのが大事だなと思いました。

今回は、はじめてのアンタゴニスト法での採卵周期のスケジュールと費用をまとめてみました。
費用のところで少し書きましたが、たまごの育ち具合などによって、通院日や費用は多少変化するのだと思います。
スケジュールも費用も余裕を持っておけるとベストですが、どちらも余裕を持つのは難しいので、ご褒美を用意したり、息抜きをするなどしてリラックスできる工夫をしたり、助成金などを利用したりして、臨めると良いなと思っています。
ではー。

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